【簿記3級・022】クレジットカードによる商品売買をやさしく解説
この記事でわかること
前回は前払金・前受金の仕訳を学びました。
今回はクレジットカードによる商品売買を学びます。クレジット払いで商品を売ったとき、お店側はどう仕訳するのかを確認していきましょう。
- クレジットカード取引の仕組みがわかります
- 商品を売ったときの仕訳(クレジット売掛金)ができます
- クレジットカード会社から代金を回収したときの仕訳ができます
クレジットカード取引の仕組み

クレジットカード取引では、お店・お客さん・クレジットカード会社の3者が登場するよ。流れはこんな感じだよ。
① お客さんがお店でクレジットカードを使って商品を購入する
② お店はクレジットカード会社に売上代金を請求する
③ クレジットカード会社が、手数料を差し引いた金額をお店に支払う
④ クレジットカード会社がお客さんに請求する


今回は登場人物が3人もいるね。
簿記3級は会社のお金の流れを記録・整理するための基礎だから、今回はお店の立場に立って考えていくよ。

お店やさんだね!わかった!!
お店やさんにはお客さんからじゃなくて、クレジットカード会社からお金が入ってくるんだね。

そうなんだ。だから簿記では、クレジットカード会社に対する「後でお金をもらえる権利」をクレジット売掛金(資産)として記録するよ。

普通の売掛金とは違うの?

売掛金は「お客さんに対する」代金の回収権利。クレジット売掛金は「クレジットカード会社に対する」回収権利。相手が違うから別の勘定科目になるんだよ。
クレジットカード取引の処理
商品を売ったとき

クレジットカードの手数料は、商品を売った時点で支払手数料(費用)として記録するよ。クレジット売掛金は手数料を差し引いた金額になるんだ。

手数料が「実際に」差し引かれるのは、③の「クレジットカード会社が、手数料を差し引いた金額をお店に支払う」タイミングだよ。
でも簿記では、販売した時点で手数料を支払手数料(費用)として記録するんだ。だからクレジット売掛金は最初から手数料を引いた金額になるよ。
| 借方(左) | 金額 | 貸方(右) | 金額 |
|---|---|---|---|
| クレジット売掛金 | 29,400 | 売上 | 30,000 |
| 支払手数料 | 600 |
クレジットカード会社から代金を回収したとき

クレジットカード会社から入金があったとき、クレジット売掛金と入金額はぴったり一致するよ。手数料はすでに販売時に処理済みだからね。

手数料はもう払ってあるから、入ってくる金額と記録した金額がぴったり合うんだね!
| 借方(左) | 金額 | 貸方(右) | 金額 |
|---|---|---|---|
| 当座預金 | 29,400 | クレジット売掛金 | 29,400 |

販売時に手数料を処理しておくと、回収のときはシンプルになるんだね。

その通り!手数料を販売時に処理済みにしておくのがポイントだよ。
練習問題

仕訳の空欄をタップして答えを確認しよう。
| 借方(左) | 金額 | 貸方(右) | 金額 |
|---|---|---|---|
| ? | ? | ? | ? |
| ? | ? |
| 借方(左) | 金額 | 貸方(右) | 金額 |
|---|---|---|---|
| ? | ? | ? | ? |
まとめ
・クレジット払いで商品を売ったとき
→ クレジット売掛金(資産)・支払手数料 / 売上
・クレジットカード会社から入金があったとき
→ 当座預金(または普通預金)/ クレジット売掛金
・手数料は販売時に支払手数料(費用)として処理する

次回は商品券による商品売買を学ぶよ。商品券を受け取ったとき・使ったとき・精算したときの仕訳を一緒に見ていこう。


